入遠野公民館にやってきました。山の寺子屋の開催日です。
入遠野公民館の中に入るのは初めて。中央に和室、奥に講堂がありました。
和室と講堂の間にあった扉を開けると広々としたスペースに早変わり。
まずは持ってきた宿題をひろげて、みんなで宿題タイムです。
講堂です。このあと卓球台を出して、宿題が終わった子どもたちの卓球場になりました。
和室の障子をあけてみたらすぐ裏に川が流れていました。あー、いいところだなぁ。
山の寺子屋は火曜日(お休みのときもありますが)の放課後(15時~17時)
入遠野公民館で宿題をしたあとに公民館と入遠野小学校の校庭で遊ぶ、というものです。
入遠野小学校に通っている児童の利用が主で
バス通学の児童もいるため、バスが来るまで利用したり
低学年の児童は一度帰宅して家で宿題をしてから来たりと利用の仕方は様々です。
山の寺子屋が始まったきっかけを知りたいと思い、スタッフの平山さんにお話を伺いました。
平山さんは入遠野公民館の目の前にある「遠野紙子屋」の店主です。
元々は平山さんご夫婦は神奈川より「地域おこし協力隊」として遠野町に転入してきました。
始まりは美大出身である平山さんの奥さんの、地域の子どもたちと一緒にしていたお絵描き教室。
「地域おこし協力隊」は市の嘱託職員なのでいろいろと制約があったため
その当時は円福寺(プラクーチェ スタッフの実家)の会館で行っていました。
奥さんがお絵描き教室をしている間
平山さんはお絵描きしない子どもたちと一緒に宿題をしたり遊んだりしていたそうです。
その後、地域おこし協力隊を卒業し、制約もなくなったのと
お店の前に入遠野公民館があったことから場所を円福寺の会館から入遠野公民館に移し
また入遠野公民館からすぐのところに入遠野小学校があり
学校側のご厚意で校庭で遊んだりすることもできるようになったそうです。
地域に放課後子どもたちがのびのびと遊んだり、思い思いの時間を過ごせる場所があるのは
とてもいいですね。
子どもたちにとってもサードプレイス(自宅や学校、職場とは別の居心地のいい場所)があるのは
すごく意味のあることだと思います。
そして「遠野紙子屋」も「山の寺子屋」もどちらにも“子”の文字が入っていますが
これは子どもたちに引き継いでいきたいという平山さんの思いや願いが込められています。
参加を希望される方はLINEでお問い合わせください、とのことでした。
平山さんやプラクーチェのスタッフなどが共同で運営しています。
夏休み期間も開催するそうですが毎週開催するかはまだ決まっていないそうです。
普段の平日だと遠野まで出かけるのは大変かもしれませんが
長期休みのときにお子さんと一緒にふらっと出掛けてみるのもいいですよ。
遠野には美味しいお店もあるので寄り道しながら……。
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