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2023年11月22日水曜日

ベイビーシアターをつくってみるワークショップ


「ベイビーシアターをいわきに根付かせたい」という方からお誘いいただき

大人向けの「ベイビーシアターをつくってみるワークショップ」に参加してきました。

ベイビーシアターは今年3月にアリオスで市内で初めて上演され、私も観劇しました。
不思議な感覚の劇だったので「これをつくってみる?!」って
もしかしたら私はとんでもないものに参加をOKしてしまったのでは……
と内心思っていました。

会場には市内でお子さんと関わるお仕事をされている方が集まり
あかちゃんとおとなが一緒に体験できる舞台芸術をつくっている
BEBERICA(ベベリカ)のスタッフと
みんなで自己紹介をするところから始まりました。

次に「ベイビーシアターとはなんぞや?」の説明。
ヨーロッパで生まれ、日本にやってきた舞台芸術。
舞台芸術の観客としてみられていなかったあかちゃんにも観劇体験を、と始まったものですが
日本ではお母さんに一人ぼっちの孤育てをさせないために
子育て支援の一環として取り入れられている側面もあるそうです。

それからあかちゃん独特の意識感覚。
あかちゃんを研究した方が書いた本「哲学するあかちゃん」によると
あかちゃんはランタン型の広い意識(周りのあらゆるものごとを明るく照らし出す意識)を
もっているのだそうです。
大人はというと、スポットライト型(スポットライトを当てた一点だけが明るく見えている)。

では実際にベイビーシアターを体験してみましょう、と参加者は好きなところに寝転がり
ベイビーシアターが始まりました。

目を閉じていても開けていてもいい。ゆったりした気持ちで、リラックスした状態で。
優しい語りと、音と光、そしてふわふわ触ってくる感触。
ふしぎなふしぎな、やさしい、あたたかい、なつかしい、そんな気持ちを思い出す時間。
覚えてはいないけれど、お母さんのお腹にいた頃ってこんな感じだったんだろうな、と。

あかちゃんは五感で感じる。
でも大人は言葉があるから、どうしても先に言葉で、頭で考えてしまって
五感で感じてはいても、その感覚は薄くなってしまう。
だから今日は、あかちゃんの気持ちに戻って言葉ではなく五感で感じる……。

あかちゃんは5つある感覚のうち「触覚」が一番早く発達するそうで
“ベビーマッサージ”はあかちゃんのその特性を利用しているのですが
ベイビーシアターでも「触覚」を刺激する点が大人の劇と違うところかな、と思います。

きっと、あかちゃんは沢山感じていても言葉にできない。
インプットはあってもただアウトプットができないだけで
大人より沢山のことを感じて、大量の感情が内側にあふれているのかもしれません。

「それじゃあ今度はみなさんでベイビーシアターをつくってみましょう」と。
ベベリカ代表の弓井さんは観客として残りましたが
他のベベリカスタッフと参加者が二つのグループに分かれ、企画会議が始まりました。
参加者のみでつくりましょう、って言われたらどうしよう、と思っていたので
ベベリカスタッフがグループに入ってホッとしました。

まずはテーマ決め。
私は「海」はどうだろうか?イメージを共有しやすいし、表現しやすいかなと思って提案すると
「じゃあ、みなさんの海の思い出やイメージはどんなですか?」とベベリカスタッフ。
それぞれ海にまつわる想いを話すと「これで(劇が)できるんじゃない?」と。
みんなの言葉を書き出して、言葉(セリフ)の順番を決めたら
なんとか起承転結な内容になりました。

今度はそれをどの小道具で表現できるか、小物探し。
音や色や感触、五感に訴えるものを駆使して、それぞれの内面にあるイメージを表現します。
それぞれの想いを順番に、セリフとして観客に語りかけ
同じチームの人がその言葉のイメージに近いものを小道具を使って表現していく。
ボールに入れ、揺らすことでできる水の音で波を
裸足で感じるザラザラな砂の感触はレース状のザラザラな布を手や足で触ってもらったり
細長いホースをぶんぶん振り回すことで風の音を
キラキラ五色で光る照明でシーグラスをイメージして。

ベイビーシアター、難しい、どうしよう……と思っていたけれど
やってみたら意外となんとかできるもの。
それはベベリカスタッフがいたから適切なところでヒントやアドバイスをいただけたから。

それからこれはこの前、ある劇のアフターワークショップの時にも感じたことだけれど
他の参加者がみんな私のことを受け入れてくれて、すごく心理的安全性を感じたこと。
間違っていないかな、あってるかな?へんなこといってないかな、やってないかな?
初めましての方たちなのですごく考えてしまうのが私の悪いクセだけれど
そんなこと全然心配しないで飛び込んでも、そのまま全部受け止めてもらえるという安心感。

次に相手グループのベイビーシアターの発表。
私たちの時は好きなところで観劇してもらったのだけれど
こちらは観劇する人は中央に丸く輪になって、隣の人と身体をくっつけ合うスタイルでした。

タイトルは「またね」
私たちは「海」という割とはっきりしたイメージを表現したのだけれど
こちらのグループは正反対な、抽象的なイメージのベイビーシアター。
部屋の照明が落とされてギリギリの明るさ。
両隣の人の身体のぬくもりを感じ
静かな中でさーっとした感触やふわふわした感触がやってきて
私は「となりのトトロ」に出てくる“すすわたり”(まっくろくろすけ)を思い出しました。

子どもには大人には見えないものが見えている(ことがある)。
そしてそれは夜になる前の夕暮れ時だったり。
でもだんだん大人になったら見えなくなってしまう。
子どもはついこの間まで向こうの世界にいたから見えるのかもしれない。
今はそのはざまの時。
「またね」は大人になってしまったらもう見えなくなってしまうから、別れの言葉。
でもまたいつか、歳を取った頃にまた会えるかもね。
そんなイメージ。

自分たちのチームと相手チームと全く正反対の内容だったけれどどちらもベイビーシアター。
両極端な内容を鑑賞できたのはラッキーでした。


「ベイビーシアターをつくってみるワークショップ」に参加して思ったこと。

先日、「子どものミカタ」という講座を受講しました。
その時のワークショップで
子どもの頃、私は口に出せない言葉をたくさん持っていて
なのに、大人になったらあんなに心に沢山の言葉を持っていたことを全て忘れてしまっていた
そのことを思い出して愕然としました。
今、自分は子どもたちと関わる仕事をしているけれど
大人の一方的な見方で子どもたちに接していた……。
子どもは心の中にいっぱいの言葉と感情を抱えているのに、それは一切見えていない。
どうして昔の私のあの気持ちをすっかり忘れてしまったんだろう。

ベイビーシアターでも、口に出せない言葉を心に沢山持っていた
小さかった頃の自分を思い出しました。

それから、ベイビーシアターが心のドアをノックした、ということ。

ベベリカ代表の弓井茉那さんは3歳の頃にお母様を亡くされたそうです。
海で、弓井さんが母親に抱かれて撮った写真が残っているそうで
弓井さんはお母様と海に行ったことは覚えていないそうですが
でも「海」のベイビーシアターを観たときに、母親と訪れた海の思い出が見えた、と。

芸術には心の奥深くに沈んで閉じていた扉を開ける、というか
心の向こうにある自分の世界を思い出させる、そんな側面があるなぁと思いました。

すごくいろんな感情が私の中で巻き起こったワークショップでした。

2022年3月20日日曜日

ベイビーシアター「What's Heaven Like?」

 飛び入りで観劇したベイビーシアター「What's Heaven Like?」

子ども向けだったらいろんなジャンル(演劇だけでなく音楽とか美術とか)のプログラムがありますが

赤ちゃん向けのプログラムってどのジャンルもあまりないんですよね。

演劇担当のスタッフが「ぜひ赤ちゃん向けのプログラムを」と今回、実現したそうです。


ベイビーシアターは30年前にヨーロッパで誕生した演劇。

赤ちゃん向けの演劇ってどんななのかな?と思ったので見学させていただきました。


赤ちゃん向けの演劇なので、授乳室やおむつ替え室も完備!!


おむつ替え室

授乳室


好きな場所で、好きなスタイルで観劇します

音響とアロマディフューザー



気になるものがあったなんでも触ってOK



劇中に登場したアイテム

音の鳴る楽器たち

水琴窟の音を目指したという楽器


手前の竹筒のような形をした楽器は
オルゴールメリーのような音がしました

観劇の感想は、というと
どちらかというと現代劇?というのかな。演劇のことはよく分からないけれど。
赤ちゃんのお客さまがあまりいなかったので赤ちゃんの反応が見られなくて残念でした。
今回、一緒になった赤ちゃんは
心地よいのかぐっすり眠る子と、静か~に「何が起こっているんだろう?」と鑑賞する子と。

赤ちゃんがメインの演劇なので言葉によるセリフは一切なし。
なのでちょっとびっくりですが、赤ちゃんがメインならそうだよね~と納得。
人には様々な感覚があるものの、ほとんど言葉を頼りにして生活しているんだな、と
あらためて感じました。
言葉は外界を知る、考えるための道具であるけれど
時として素直に感じる心に邪魔をしているのかもしれないな。

タイトルからすると「空の上の世界ってどんなかな?」そんなテーマなのかな?
真っ白い会場の中で進む物語は、お母さんの子宮の中のようにも見えて
光と、アロマの香りと、言葉ではない歌(スキャットに近いのかな、ハミングとは違うし)と
心地よい空間の中で繰り広げられる物語。
即興劇っていうのかな。赤ちゃんやそこにいる人たちとの間に生まれる物語。
大人ってついつい意味を考えちゃうんだよね、いろいろ思考しちゃう。
でもこれは「考えるな!!感じろ!!」という劇なんだろうな~って思う。

残念ながら我が子は覚えてはいなかったのだけれど(まぁ、それが普通だろうから)
お母さんの子宮の中の世界のようであり
もしかしたら生まれる前の、空の上の世界のようにも感じられる。
「どのお母さんにしようか」「どこの家の子どもになろう?」なんて無邪気に考えて
空の上から私たちのいる世界を毎日眺めていて
ある日ポンっと、お母さんのお腹に入るような、そんなイメージ。

仕事で凸凹がある子どもたちと関わっていて
彼・彼女たちはどんな世界を見ているんだろう?っていつも思っていて
彼らが見ている、住んでいる世界を見てみたいって思うのだけれど
もしかしたらいつもこんな世界と現実世界を行ったり来たりしているのかなぁ、なんて。



今年度初めてアリオスで上演されて、来年度はアリオスでは上演の予定はないそうですが

再来年度以降に上演されたり、また市内の別の会場で上演されたらいいなと思います。

不思議な感覚の劇でした。

大人って費用対効果とか、意味を求めてしまう悪い癖があるけれど

これは心の中に降り積もって、もしかしたらいつかどこかで芽を出すかもしれない

優しい記憶の劇だと思います。


2016年5月4日水曜日

人形劇団プーク 怪じゅうが町にやってきた

2016/5/21 小名浜市民会館 開場13:30 開演 14:00
上演料 親子券2500円 一般券 1500円
問い合わせ先 人形劇団プーク 03-3370-3371 いわきおやこ劇場 23-9885
主催 人形劇団プーク

2014年6月6日金曜日

いわきアリオス 主催 こどもの劇場2014・秋「ふたごの星」

『ふたごの星』は、宮沢賢治の童話『ふたごの星』をもとに、劇作家・演出家、佐藤信が子どもたちのために作った作品です。舞台上にちりばめられたたくさんのガラス瓶に、天井から吊るされた星座のモチーフ。まるできらめく星空に連れてこられたかのような幻想に包まれます。賢治は夜空を見上げて『ふたごの星』の物語を想像しました。幼い妹や弟に語りかけるような優しさと、愛情が込められた賢治のことばを現代にいきる子どもたちにも届けたい。絵本作家 tupera tuperaのポップな舞台美術と、KONTAのリズミカルで楽しい音楽と共に子どもたちを空想の世界へいざないます。

日時
  • 2014年9月21日(日) 14:00
会場中劇場 
料金全席指定/未就学児無料(要事前申込) 小学生500円 中学・高校生1,000円 一般1,500円
申込み方法プレイガイド
アリオスチケットセンター(火曜定休)0246-22-5800
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
WEBサイトからのご予約:チケットガイドをご覧ください。
※初日は電話・WEB受付のみとなりますのでお気をつけください。
※1階チケットカウンターでの販売は翌営業日からとなります。

託児マーク託児サービスのご案内
本事業は託児サービスがあります(無料・先着順)。チケットをご予約の上、8/31(日)までにアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にお申し込みください。

備考上演時間 50分

原作:宮沢賢治
脚本・演出:佐藤信
美術:tupera tupera(ツペラ・ツペラ)
音楽:KONTA
衣裳:STORE
企画・制作:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
助成:平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

http://iwaki-alios.jp/cd/app/index.cgi?CID=event&TID=PAGE&dataID=01389&ML=true

主催:兵庫県立尼崎青少年創造劇場 共催:いわき芸術文化交流館アリオス 兵庫県立ピッコロ劇団ファミリー劇場 「飛んで 孫悟空」


歌も踊りもお芝居も三拍子そろった大人も子どもも一緒に楽しめるちょっと風変わりな西遊記です。

兵庫県立ピッコロ劇団ファミリー劇場の原点は、平成7年、阪神・淡路大震災直後に52か所の避難所で子どもたちに「ももたろう」や「大きなカブ」などの小作品を届けた被災地激励活動にあります。平成26年度にピッコロ劇団は創立20周年を迎えます。阪神・淡路大震災からも20周年を迎えるこの年に、ファミリー劇場の中でも再演を希望する声の高い「飛んで孫悟空」(作:別役 実=前劇団代表、演出:平井久美子)を、震災当時、他府県の皆様にお世話になったお礼の気持ちと、復興への願いを込めて、東日本大震災被災地関係者の協力を得ながら、宮城県、福島県において上演します。
日時
  • 2014年8月14日(木) 14:00
会場大ホール 大ホール客席図
料金全席指定/無料(要事前申込)
申込み方法プレイガイド
アリオスチケットセンター(火曜定休)0246-22-5800
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
WEBサイトからのご予約:チケットガイドをご覧ください。
※初日は電話・WEB受付のみとなりますのでお気をつけください。
※1階チケットカウンターでの販売は翌営業日からとなります。
お問合せ兵庫県立ピッコロ劇団
06-6426-1940
備考主催:兵庫県立尼崎青少年創造劇場
共催:いわき芸術文化交流館アリオス
http://iwaki-alios.jp/cd/app/index.cgi?CID=event&TID=PAGE&dataID=01381&ML=true