2019年6月22日土曜日

GALLEY YAMANOBE でいただくベーグルとスープ

フリーペーパーで見つけた土曜日だけオープンするギャラリー。
そういえば以前、違うフリーペーパーで見て「行きたい」と思ってチェックしたものの
すっかり忘れていたギャラリーかも♪
震災前、本屋さんで働いていたとき、よく自転車で行き来した通りにありました。


ガラス、というと線の細い、透明なものを想像していたのだけれど
こちらのギャラリーにあるガラスの作品は全然違っていて
ガラスを使った陶芸、といえばいいのだろうか
色とか質感とか、まったく想像していたものと違って
でもやさしいかんじや、色のかんじもすごく素敵で
「どうやって作ったんだろう?」とか「色はどうやってつけているのかな?」と思いながら
いろんな作品を見せていただきました。
作品の写真も、きっと写真に撮ってもよかったのだろうけれど
なんだか私が撮るにはもったいない気持ちがしてガラス作品の写真は撮りませんでした。

こちらのガラス工芸はパート・ド・ヴェール(ガラスの練り粉)という技法でつくられたもの。
粘土で原型を作り、それに石膏をかけて型を取る。
その型にガラス粉を入れて焼き、焼き上がったら石膏を削り取って磨く。
一度焼いた石膏はもろいのでとれやすいそうですが
取り出しの際に作品が壊れてしまうこともあるそうです。
多くの手間がかかるので量産できる吹きガラス(私が想像していたガラスはこっち)が普及し
パート・ド・ヴェールは一時なくなってしまうのだけどエミール・ガレによって復興され
今に至るのだとか。
エミール・ガレがフランス人だったのでパート・ド・ヴェールはフランス語。
日本風に言うと“ガラスの練り粉”。粉ガラスを練って焼いてつくるからだそうです。
ギャラリーにはご主人の陶芸作品と奥様のガラス作品がありました。
ご主人の作ったお皿を見て、こんなお皿に盛り付けたらサンマの焼いたのでも
すごく美味しく見えるだろうなぁと。

イートインスペースにはアンティークのテーブルと椅子があり
味があるかわいい椅子だったので「どこで見つけてくるんですか?」と聞いたところ
「生まれ故郷の益子にはアンティーク家具のお店があるんですよ」と。
奥様のご両親も益子焼の陶芸家だったそうで、近所にも陶芸作品がいっぱいあり
小さい頃から陶芸が身近にある環境で育ったそうです。


暑かったのでいちごのスムージーをいただきました。とっても美味しかった♪
器は奥様お手製のガラスです。コースターはご友人の手作り。こちらもかわいい。


「ベーグルは何がおすすめですか?」と聞いて人気のメニューがいくつかありましたが
クリームチーズとレーズンにしました。美味♪


「工房はどちらにあるんですか?」という話から
以前住んでいた久之浜や現在は大久町に工房があると聞いて
久之浜や大久の話をしていたらお客様が。


初めてお会いした方でしたが震災の話で大いに盛り上がり
彼女がオーダーしたスープも器もどちらも素敵だったので写真を撮らせていただきました。


木のスプーンも味があっていいし
「こんなコップに入っていたら家のお水も美味しいよね」と彼女とおしゃべり。


テイクアウトもできるそうです。土曜日の午後だけオープンするギャラリー。
市内に住んでいてもあのフリーペーパーを見なかったら全然分からなかったかも。
一緒におしゃべりした彼女も他のフリーペーパーでこちらのギャラリーを知ったとか。
食事も美味しかったし、奥様とのおしゃべりも楽しかった!!また土曜日、遊びに行こう。

場所はこちら。現在、営業日は土曜のみで専用駐車場もありませんのでご注意ください。

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