2021年6月17日木曜日
Posted @withregram • @tarachine.311 【中国・台山原発燃料棒破損事故〜モニタリングポストだけでは測れない核種もあります!】 昨日、この事故について中国が詳細を発表しました。 日本の原子力規制庁は、日本国内にあるモニタリングポストの測定結果から放射性物質の日本への影響はないと発表しています。 しかし、原発事故により拡散する放射性物質は、モニタリングポストで測定できるセシウム134・137だけはありません。大陸からのPM2.5や黄砂などの影響を考えると、これらの塵埃にまとわりついて簡易に測定できない核種の飛来も懸念されます。 クリプトンKr-85(半減期11年)、キセノンxe-133 (半減期5.2日) などのベータ線核種は特殊なサンプリングをし、科学的な前処理をしてから測定します。 〔*クリプトンの分析方法(日本分析センター) 捕集装置により、大気を1週間連続捕集し大気試料とします。この大気試料をガスクロマトグラフを用いてクリプトン成分を分離・精製します。ガスフロー式GM計数装置を使用して85Krのベータ線を測定し、ガスクロマトグラフにより安定クリプトンを定量して85Krの放射能濃度を測定します。〕 今後、日本の分析機関で、これらの希ガスについての測定も実施されることと思いますので、注目していきたいと思います。 *たらちねでは、これらの核種の測定は行っておりません。 福島県では、各地に設置されているモニタリングポストを撤去するという国の計画もありますが、日本中、近隣諸国にこれだけ多くの原発がある実情から、むしろ人々が身近に確認できる日本全国に設置を拡大することが安心と安全につながるのではないかと思います。 中国では2011年以降、原発を50機増設したという報道もあります。 https://ift.tt/2SH5UeG https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20210616/k10013087371000.html
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