いわきのお宿 温泉旅館編 温泉旅館の楽しみ方
私は湯本温泉のある町で生まれ育ち、現在も湯本町に住んでいます。
よく「遠方から知り合いが来て宿泊するのだけど、湯本の旅館どこがいいかな?」と聞かれます。でも実際、温泉街に近い場所に住んでいると立ち寄り湯を利用することはあっても宿泊することはめったにありません。
「私のおススメの宿を見つけられたらいいな」と県民割プラスを利用し、地元応援の意味も込めて常磐湯本温泉にある岩惣に宿泊することにしました。
心やわらぐ宿
フロントで受付を済ませると「女性のみのサービスです、お好きなものをお選びください」と案内され、見るとカウンター下に浴衣の上に羽織る半纏(はんてん)がありました。色も柄もさまざまで、私はピンク地に白い小花を散らしたものを選びました。
フロントわきには図書室があり、ロビーのソファ席で新聞や図書室の本を読むことができます。
気に入った本を部屋に持っていって読むこともできるようでした。旅先で読書をしながらゆったり過ごすというのもまたいいですね。
ユーズド ショップ 福器や(ふきや)
こちらの旅館は6年前までは割烹旅館だったそうですが、現在は夕食は提供せず朝食のみを提供しています。
2年前から、割烹旅館だった頃に使用していた食器を販売しているとのこと。
旅館のあるこの地区は吹谷(ふきや)という地名なので、それにかけて「福器や」(ふきや)という名前にしたそうです。
和洋室に泊まりました
夜遅くまで作業したいなと思ったので、部屋が2つに分かれているタイプのお部屋がいいなと思い和洋室をお願いしました。
手前にベッドがあり、奥が和室になっています。
お部屋のタイプにもよりますが、こちらはユニットバス付きのお部屋でした。
テーブルの上にはおしぼりとパズル、フラ女将や町の飲食店のお知らせなどが置いてありました。
ちなみにこちらは1室しかないそうなので、このお部屋をご希望の方はお問合せくださいね。
展望風呂
最上階なので脱衣場や浴室の窓からの眺めもいいです。
馬油のハンドクリームは使っていますが、シャンプーはどんな感じかな?
脱衣場にはウォーターサーバーや汗とりタオルが用意されていたので、お風呂上がりに冷たいお水をいただきました。こういうサービスは嬉しいですよね。
チェックインした日と翌日と2回ほどお風呂に入りました。
初日お風呂から上がるともう22時近くになるというのに、従業員の方が床に落ちている髪の毛などを取ったり、ちょっとしたお掃除をしていました。聞いてみると定期的に行うのだそうです。「こんな遅い時間までありがとうございます」と頭が下がる思いでした。心地よく過ごせるのは宿の従業員の皆さんの、ちょっとした心づかいなんですね。
女将さんの手作り朝ご飯
宿のWebサイトでも「喫茶店のモーニングのような朝食」と書いてあったので、“トーストにゆで卵”の朝ご飯をイメージしていました。
朝食会場に行ってビックリ。女将さんが作る卵料理のほかに、いろいろなおかずがテーブルに並べられて「えっ⁉︎」と驚きました。
割烹旅館時代から使っている器に盛られたお料理は目も楽しませてくれました。
卵料理は目玉焼きかスクランブルエッグを選択するのですが、目玉焼きはちゃんと玉子がふたつ皿にのっていて「あ、ちゃんと目玉になってる」と下の子ちゃん。(我が家の目玉焼きは目玉がひとつだけなので)
こちらはなんていったかな、柚子に似ている柑橘類ですが苦みがなくて美味しかった。
隣の白いのはココナッツミルク。こちらも美味でした♪
食後のコーヒーサービス。カップがまたお洒落。
朝食会場にはビジネスのお客さまのほかに家族連れの方や1人で宿泊されている女性のお客さまなどさまざまでした。1人で宿泊する場合でもシングル用のお部屋があるそうなので、女性の一人旅にもおススメです。
朝日がさす部屋
私はこの町で育ちこのすぐ近くの中学校に通っていたので、窓から見える風景になんだか心がホッとします。毎日、通学で見ていた風景だからでしょうか。こんなとき「ああ、私も歳をとったんだなぁ」としみじみ思います。
まとめ
夕食は提供していないので朝食つきか素泊まりプランになります。
駅前には私もお気に入りの飲食店がいくつもありますので、散歩がてら夕食に出かけるのもいいと思います。
2階には電子レンジや自動販売機が設置されているので、近くにあるコンビニで買ったものやテイクアウトしたメニューをお部屋でいただくのもいいですね。
ワ―ケーションプランのほか、コワーキングスペースや日帰りお部屋のみプラン(各種サークルなどにおススメ)など、宿泊しなくても利用できるプランがあります。
コインランドリーもあるので、連泊される方も快適に過ごせますね。
「岩惣」は主婦のプチ休みにもビジネスにも、そして家族連れにもおススメの宿でした。
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