今月のあそびしょくどう。まずはスタッフミーティング。
今回は「レストラン」というテーマで、スタッフそれぞれ思い出のお店の話をしました。
行ったことはなくても、話を聞いているだけでなんだか
自分もそのレストランに行ったことがあるかのような気持ちになるから不思議ですね。
そして、食にまつわる話って人を幸せな気持ちにする!なんだかあたたかな気持ちになりました。
りっちゃんが折り紙やキッチンタイマーを出してきました。今日はこれを使って何をするのかな?
あそびしょくどうの日っていつもお天気が悪いのに
屋内メニューの日に限っていいお天気なの……。
というのも、今月はなんと!!
今年1月にクローズしたイタリアンダイニングに潜入するという特別メニューなのです。
アリオススタッフのももちゃんをはじめ、いろんなスタッフの協力があり
今回、特別に許可していただいたスペシャル回なのです。
2008年~2024年1月まで営業していたイタリアンダイニングに潜入!!
「食べに行ったことある」「遊ぶ場所があった」という声が出てきました。
イタリアンダイニングの当時のメニューをみんなで振り返りました。
アリオススタッフのおかげで今回「特別な許可をいただいて入店が許された」ということと
①見るだけ、触らない 厨房の中には入らない、外から見るだけ
②店内に潜入したという痕跡を残さない
③時間厳守(私たちに与えられた潜入可能な時間は16:30~17:10)
潜入したという形跡を残さないためにはどうしたらいい?と協議した結果
わざと靴を脱いで靴下のまま移動して忍者のように忍び足で移動する子
足跡をつけないように立ひざで移動する子など、みんなの潜入に対する本気度が伺えます。
背伸びしてみんな、厨房の中を覗き込みます。
と、ここでタイマーが鳴り、あそびしょくどうの基地へ戻ります。
「潜入してみてどうだった?」というりっちゃんの問いかけに
「虫が死んでた」「ワインセラーってかいてある鍵があった」「メニューのスタンドがあった」
などなど、みんな発見したことを口々に話します。
3~4人のグループに分かれたところで、りっちゃんがこんなものを出してきました。
この手紙の主はいったい誰なのか、再びイタリアンダイニングに潜入して手掛かりを探します。
そして私たちに与えられた時間は2分!!さぁ、イタリアンダイニングへ急げ!!
いろいろ考えましたが「隙間がない」「鍵が掛かっている」「温度計がある」ということで
ワインセラーではないか、という結論に至りました。
あそびしょくどうの基地に戻って
それぞれのグループが受け取った手紙を読み上げ、手紙の主を発表しました。
私たちのグループはなんとか答えにたどり着けたのですが、女の子グループは手紙の主が分からず
女の子たちが読み上げた手紙の内容を聞いてみんなで考えてみたのですが、やっぱり分からなくて
もう一度みんなで見に行きました。
チームでイタリアンダイニングにある“もの”、何かひとつを決めて
相手チームに自分たちのチームが選んだ“もの”を当ててもらうゲームをすることになりました。
「メニューを貼っておく台がいいかな?」
ピザチームが相談中。何にするか決まったのかな?
こちらはパスタチーム。こちらも何か見つけた様子。
戻ってきたら折り紙を小さく切った紙にヒントを書きます。
決めた「もの」の気持ちになって、ヒントを考えます。
寝っ転がってヒントを考えている姿がなんとも楽しそう。
中にはこんな本格的な暗号まで。解読できるかなぁ。
ヒントを沢山つくったら、相手チームとじゃんけんをします。
勝ったらヒントをもらい、負けたらヒントを渡す。
それぞれがゲットしたヒントをつなぎあわせて相手チームが設定した“もの”を解読します。
中にはこんな“はずれ”というヒントも。これってヒントになってないよー。
ある子が書いたヒントをつなぎあわせたら、パスタチームが選んだ“もの”が分かりました。
ストーリー仕立てになってるのが面白い。
ふっふっふ、正解はこのソファー。
傷み具合から「きっと人気の席だったんだろうな」ということが想像できました。
ピザチームは部屋まるごとを設定したので、解読するにはちょっと難しかったみたい。
今日もアフタフ・バーバンと子どもたちのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとう。
古滝屋や温泉神社での忍者修行もそうなのだけれど
古滝屋がただの温泉旅館じゃなく、温泉神社もただの神社じゃなくて
“忍者になって駆け回った特別な場所”として子どもたちの心の中の地図に記されたように
今回の「イタリアンダイニング」も「アリオスにあったイタリア料理のお店」ではなくて
「あそびしょくどうでみんなと一緒に潜入した特別な場所」として地図がぬりかえられた
そういうことがすごく大事だと思っていて
今回のあそびしょくどう、子どもたちだけでなく私にとっても楽しい、大事な回になりました。
子ども達の故郷に、そんな特別な場所をもっともっとつくりたいと思っています。
いつか時間が経って、その頃もやっぱり時空散走があって
大人になった子どもたちが「俺、昔、ここで忍者修行をして」とか
「あそびしょくどうっていうのがあって
閉店したレストランにみんなでドキドキしながら潜入したんだよね」
そんな話をしてもらえたらすごく嬉しいな。