2024年10月22日火曜日

時空散走 植田・佐糠・金山ツアー編に行ってきました

時空散走植田・佐糠・金山ツアーに初参加。旅の始まりはサニデイカリデイから。


移転後の来店は初めて。


お客さんがひっきりなしに来店する人気店。


今回はテイクアウトで予約していたので受け取りに。


一般の参加者は13時集合なのですが
スタッフとサポーターと早めに集合してお昼ご飯を食べるというので
私も仲間に入れていただきました。


みなさん、それぞれ好きなものをオーダー。
私は2種掛けカレーをチョイス。カレーの内容はその都度変わるみたいです。


自転車はレンタルできます。私はママチャリタイプの電動自転車をお願いしました。


さぁ、今日はここからスタートです。


ガチで自転車をこいで走る、というよりも心地よい風を感じながら
自転車で走るのは初めての場所なので、私は終始周りをキョロキョロしながら
サポーターのあとをついて行きました。

最初の地点はここ
車で前を通ったことはあるのでこの看板は見たことはあったけど、的な場所。


かなり急な階段を上っていきます。心臓破りの階段!!
自分一人だった多分、途中であきらめて帰っちゃう、そのくらい上るのが大変でした。(笑)


頂上まで上った時の達成感。植田の町が一望できる場所。
この場所をツアーに組み込んだ理由がわかった気がしました。


帰りはラクでした~。


次に向かったのは植田駅。駅だけど、電車じゃなくていつも車で来ちゃうなぁ。
子どもたちが小さかった頃、駅前でアリオスのワークショップのどんどこ相撲があって
それに子どもたちを連れて参加したり
ウメノヤさん?だったかな、美味しいケーキと和菓子の老舗店でケーキを買ったり
いちご色のかわいい色をしたドアが目印のケーキ屋さんも好きだったし
いろんな思い出がある植田駅前。


今回、初めて知ったのは駅前のベンチの上にいたマスコットキャラクター。
「うえっち」と「あゆみん」だそうです。


小休憩。bo-shiコーヒーさんに寄り道。


みなさん、それぞれ飲み物やアイスなど好きなものを買いました。私はコーヒーアイス。


「上はアイスっぽいんだけれど、下はシャーベットっぽくなっているので
それぞれを楽しむのもいいけれど、まぜまぜして食べるのもいいよ」
と先に食べていたメンバーが教えてくれて


スプーンでカップの下を掘っていったら、あらホント、色味が違う~。
二種類の味が楽しめて、いや、3種類の楽しみ方があるアイスでした。


気になっていたボウシノ.トナリ


ホントはこの後、新しくできたパン屋さんにも寄り道するはずだったのだけれど
パンが売り切れたのでお店は早めのクローズになってしまいました。残念。
女性の方がされているのかと思ったら、若いお兄さんのお店だということが分かりました。
私も、食パンの焼けるいい匂いに幸せを感じていたパン屋の元店員だったので
またリベンジしたいと思います。

その後は宿場町だった頃のメイン通りを通り、サポーターの方のご先祖様が眠る墓地へ。
墓地の隣にあるお堂の前でお話を聞きました。場所が場所なので写真は撮りませんでした~。
ここで地元の歴史をめぐる話を。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という歴史。
廃仏毀釈は学校の歴史でちょっと勉強した記憶はあって
明治新政府ができたときに神道国教政策によって寺社仏閣が壊されたことがありました。
日本には「やおよろずの神」がいる多神教の国だと思っていたけれど
そんな歴史が過去にあったんですよね。
勿来地区は神道が強い地区(お葬式は神式だったり、戒名がなかったりするので)
だと思っていましたが
どうしてそうなったのか、今回の話を聞いて納得しました。
ぜひ実際に実物や写真を見て、地元の多くの方に
サポーターさんから詳しい話を聞いてもらえたらいいなと思いました。
それが現代に受け継がれている伝統芸能にまで影響を及ぼしていることも知りました。

現代はただ、今ここにポッと出現しているわけではなくて
過去からずーっとあるものを受け継いでいる、というか
ずっと地続きなんだな、ということを感じさせるお話でした。
もちろん、現在の街のホットスポットも紹介するけれども
今あることだけではなくて、昔のことにも思いを馳せるから
「時空」散走、なのかなぁ。


ラストは鮫川沿いのサイクリングロードを、川を見ながら走りました。
勿来の景勝地八カ所を詠んだ歌があり、佐糠にはその一つがあります。
夜にはぐれた孤独な雁のように 捨てられた小舟がみえる、という句碑です。


みんなが句碑の説明を聴いている横で私は、句碑の向こうに何やら楽しそうな公園を見つけて
ちょっとわくわくしました。
あそこでかくれんぼしたら楽しいかもー、と仕事柄、気になります。


鮫川がやがて海に合流して、ゆっくり海を眺めながら走ります。
今回、植田・佐糠・金山ツアーをサポートしたサポーターさんは
岩間海岸でゴミ拾いをしているそうです。
参加者の中にはこのゴミ拾い活動で知り合った方もいらっしゃいました。


サイクリングロードは蟹が横切ることもあって、猛スピードで一匹、移動していきました。


私はねずみ色に心惹かれるものがあり、空の水色と雲のねずみ色と
いい色だなぁと眺めながら走りました。

終点の岩間海岸に到着。


火力発電所がよく見えます。火力発電所を誘致した話なども聞くことができました。


植田駅周辺は平藩の飛び地で、その周辺は泉藩だったこと
飛び地という昔のシステムもまたおもしろいな、と思いましたが
その飛び地があることで、隣り合った土地でも文化が全く違っていました。
同じ市内だと、みんな同じ歴史をたどってきていると思ってしまいがちですが
あらためて覗いてみると全く違っていました。
どうしても自分のことや自分の周りのことがスタンダードだと思って
みんなそうだと、それが普通だと思ってしまいますが
こうやって他を知ることでまた自分のことも深く知ることができるのかな、と思いました。
それから、現代は過去からずっと地続きで続いているんだなぁということも実感しました。


岩間海岸にはこんな階段があることも初めて知りました。


ぜひ岩間海岸にお出かけの際は足を運んでいただけたら嬉しいです。


ちなみに時空散走は大人用だけでなく子ども用の自転車もレンタルできるし(ヘルメットも!)
街を散歩する感覚でゆったり自転車でめぐるツアーです。
自分の住む街。知っているようで知らないことが沢山のツアー。
そして遠い遥か昔にも思いを馳せるツアー。
だからこそ地元の方に参加していただきたいなと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿