2015年4月21日火曜日

筑波大学創造的復興プロジェクト 体感・体験ラボ「くぼひめとひみつのおともだち」ワークショップ アルバム

2015/2/22 14:00~16:00 いわきアリオス キッズルームにて


第40回あそび工房と筑波大学創造的復興プロジェクトのワークショップが同時開催されました。

筑波大学創造的復興プロジェクトは、デザインやアートを通じて何か復興に協力できないかとワークショップを中心に行っているプロジェクトで、学部を越えて様々な分野の学生が活動しています。毎年4月にはツアーを組んで、いわきや中通りなどを訪れ、様々な方の話を聞いたりしています。

くぼひめと一緒にワークショップをするよ

プロジェクトはいくつかのチームに分かれており、今回は「体感・体験ラボ」のみなさんとワークショップを行いました。震災直後は茨城県北茨城市やいわき市小名浜、福島市土湯などでワークショップを行いました。また以前にも茨城県つくば市で「たからさがしワークショップ」(宝探しをした後、見つけた宝〔材料〕を使い人形を制作して人形的を上演する)を行ったそうです。

くぼひめがお人形になって登場するよ
ワークショップの内容は学生が中心になって考えているそうです。その土地に伝わるものをワークショップの題材に選んでいるところが私はいいと思いましたが、それも学生のアイディアによるもので「せっかくなのでその土地にゆかりのあるものがいい」と久保姫をワークショップの主人公にしたとのこと。


筑波大学の学生さんたち
こちらは4年間のプロジェクトで文部科学省から委託されており、ワークショップを行った2月時点では3年目でした。学生も大体一年ごとに入れ替わってしまうことが悩みで、プロジェクト終了後どうしていくか模索しているそうです。今までしてきたことを体系化して一年ごとにレベルアップしていきたいということと、アートだけでなく心理的な面も取り入れていきたいということでした。


右端が村上助教
右から2番目が小野助教
体感・体験ラボを指導されていらっしゃいます

戦国時代、いわきに住んでいたとされるくぼひめ。
そのくぼひめのお友達を、手袋を使って子ども達が作ります。
出来上がった友達を久保姫と一緒に登場させて
簡単な人形劇を子ども達が一緒に上演する、というワークショップでした。

人形劇の主人公 くぼひめ
くぼひめのお部屋も学生さんが描いたもの
さすが、上手でした
もちろん裏方も
筑波大学の学生さんたちが
担当しています
舞台裏でスタンバイするくぼひめ
劇を見ながら
これからどんなことをするのか
説明を聞きます
これからくぼひめのおともだちをつくります
くぼひめとおしゃべり
どんなともだちをつくろうかな

手袋に自分の好きなパーツをデコレーションしてオリジナルパペットをつくります。



テーブルの上に並べられた様々なパーツを見ていたら
お手伝いスタッフの私もとっても心がワクワクしてきました。



「好きなものを好きなだけ使っていい」 なんて幸せなことでしょう。


もう5年以上も前のことですが、
私は息子の幼稚園の保育参観に行った時のことを思い出しました。


自由遊びの時間に息子は工作に取り掛かっていて、
折り紙やスズランテープ、セロテープなど好きなものを好きなだけ使って
やりたい放題でした。


これを自宅でやろうものなら
「使う分だけにしなさい、手をつけてあるものから使いなさい、
材料は無駄にしないように」などなど、私がいろいろ制約を付けてしまいます。



でも幼稚園ではそんな制約がないからこそ、
自分の創作意欲のままにイメージしたものを作ることが出来て
だからこそ楽しいんだろうなぁと思いました。

自分の好きなものを使って作っています
各班に別れて作業
それぞれに班には筑波大学の学生さんたちがついて
子ども達の面倒を見てくださいました
難しいところは
筑波大学の学生さんがお手伝いしてくれました
グルーガンで接着
うまくいくかな?
シールも好きなだけ貼れる♪
女の子はお花のモチーフ
男の子は車を使いました
姉妹が作ったくぼひめのお友達

私達大人はお手本と同じものを作ることに慣れているので
好きにつくっていいよ、といわれると戸惑いますが
子どもは自由な発想で思い思いのものを作っていました。

人形が出来上がったら
みんなで人形劇を上演します
くぼひめと一緒に劇に参加しました

ワークショップの様子をずっと見ていたあそび工房スタッフの男子学生は
「ゼロから想像してつくる場面というのはなかなかないこと。
自分が小さい頃はこんな企画はなかったし
子どもの頃からこういった経験をさせてもらえると
将来、きっといい影響があるんだろうな」と話していました。

ワークショップが終わった後も
まだまだ工作は続きます

参加した親御さんに話を伺ってみると
学校だと人形を作って終わりになってしまうけれど
ここでは人形を作りそれを使って人形劇の上演までできたのがさらによかった
とおっしゃっていました。


あるお母さんの作品
「子どもよりも自分の方が夢中になってしまった。楽しかった~」
とのこと
ワークショップ終了後にあそびにきたお友達も
筑波大学のお姉さんと一緒にお人形を作ることができました

筑波大学創造的復興プロジェクト体感・体験ラボとあそび工房をつないで下さった
特定非営利活動法人Wunder groundのみなさん、ありがとうございました。

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