2013年9月21日土曜日

【レポート】2013/6/9 池川明先生講演会

池川明先生の講演会がアリオスでありました。池川先生は子どもの胎内記憶について研究していらっしゃる産婦人科のドクターです。
  
次女が生まれた頃に先生の本に出会って、遠いところの方だと思っていましたがまさかその先生のお話を市内で実際に聴けるなんて!!と大喜びで出かけていきました。
  
私の記憶に残っていることを、多少私なりに解釈してしまっていますがかいつまんで先生のお話をご紹介したいと思います。(先生のお話と違っていたらごめんなさい。先生は沢山本を出されているので、正確なことをお知りになりたい場合は先生の本を読んでみて下さいね)
  
先生は講演会に引っ張りだこのご様子でお話もとっても面白くて、講演に慣れているんだろうな、と思いました。一時間半があっという間でした。
  
それから「あくまでも子どもの話だから信じるか信じないかはどうぞご自由に」とおっしゃっていました。まぁ、こどもの話すことですからね。でも私は先生の話は本当だと思います。ただ、この手の話は好きな人と嫌いな人に分かれるかもしれませんね。
  
・良いお産、悪いお産ってなんだろう?安産がいいお産で、異常分娩が悪いお産ではない。帝王切開でも「ハッピー」と思うママもいる。お産のいい、悪いはママの気持ち次第。

 子どもの幸せや発達具合はママの気持ちや幸せ度に比例する。お産の時だけハッピーよりは、子どもがお腹に来る前からと、子どもが生まれて子育て中も、ハッピーだったりイライラがなかったりしたほうがいい。

・子宮の中にマイクをいれて、子宮の中からどんな音が聞こえているのか実際に録音された音声も聞かせてもらいました。(どうやって録音したのか、そっちも興味津々でしたが)お腹に向かって話しかけるパパの声もちゃーんと聞こえました。すごいです。これで大声で夫婦ゲンカしたらどうなるでしょうね。

 私も三人の子どもがお腹にいた頃、よく話しかけていました。主人もよく「おーい、赤ちゃん♡」って話しかけていたことを思い出しました。でも、ケンカもよくしたなー、ってことも思い出しました。イライラもよくしたし。

 お腹にいた頃、ちゃんと外界の音を聞いていた赤ちゃんはお腹に出てきてから、それまで優しい言葉をかけていた人にはニコニコするし嬉しくない言葉を言っていた人には泣いたりするそうです。
  
パパや妊娠の予定がない方でも、周りに妊婦さんがいたら↑に気をつけましょうね。
  
・赤ちゃんはお腹にいる頃から一人前の感情があるのとお母さんとへその緒でつながっているから、意識や感情を共有している。

 ママに音楽を聴かせたらお腹の赤ちゃんが感動してそしたらママも泣いてしまったこともある、とか。あと、アイスクリームが嫌いな赤ちゃんもいて「ママ、アイス食べたいから食べてもいいかな?」なんて赤ちゃんに断わってから食べるといいよね、なんて話も。

 それからある子が語ったのは「ママはおむつを替えるときに人がいないところでおむつを替えてくれてよかった」という話も。赤ちゃんも赤ちゃんなりに羞恥心があるから「赤ちゃんだからいいだろう」ってことではないんだな、と思いました。おむつ換えの前に「今からおむつ換えるからね」と声をかけてからするとか。

赤ちゃんはちゃんと言葉を分かっているから、例えば保育園などで赤ちゃんを預けるとき
「○○時に迎えに来るからね」と赤ちゃんに話した方がいい、と。
沐浴時に連れて行かれた赤ちゃんが自分は親に捨てられた、と思い、その時に「一生親を許さない」と思った。
そんなケースもあったとか。(アメリカの話だったかな)

そうそう、夫婦ゲンカをしているのを冷めた目で見ていた赤ちゃんの話とか。言葉が話せないだけで、実は一人前に色々考えているようです。

・赤ちゃんはママを選んでくる
この話もありました。
自分は女優になりたいと思っていて、この人はキレイな人だからこの人のところに生まれたら私を女優にしてくれるんじゃないかって、そう思ってママを選んだという子もいたとか。(ママもホントにきれいな方だったとか)
パパを選んでくる子もいるそうですが、ママを選ぶ子の方が圧倒的に多いそうですね。

中にはママが中学生だったときに、弟と一緒に空の上からママを下見にやってきた兄弟の話もありました。まだ誰と結婚するかも分からないのに、もう赤ちゃん候補が決まっているんですね。すごいです。

他に「自分たちが来なかったらこの夫婦は離婚するから来たんだ」というケースも。お母さんに聞いたところ、子どもが生まれなかったら離婚していたそうです。子は鎹と言いますが、そのタイプですね。

離婚する夫婦でも、離婚しても幸せな場合と不幸せになる場合がある。幸せな場合は子どもの方が案外、あっけらかんとしていたり。不幸せになる場合は子どもが離婚させないためにやってきたり。

先生のお話の最後は、死産や流産などで亡くなった赤ちゃんのこと。
死、云々でなく、空に帰れることの方が大事なのだとか。向こうに帰るときに、光になってぴゅーっといけるのがいいそう。中にはくろーい光で帰る人もいるのだとか。中には向こうに帰れない人も。

どうやったら光り輝いてピューッといけるのかというと「この世での生活をエンジョイしたか」「人の役に立ったか」それがバロメーターだそうです。

この世での生活をエンジョイしましたか?人の役に立ちましたか?と会場に投げかける先生。この世をエンジョイしている人は多くても、人の役に立っているか?の問いには手が上がらない会場。「あなたが生まれたとき、お母さんはとっても喜んだでしょう。お母さんが喜んだ、それだけで人の役に立っているんですよ。」という言葉で先生のお話は終りました。一時間半があっという間でした。

2014年1月には池川先生との車座座談会を企画しているとのこと。今回、参加できなかったけれど池川先生のお話に興味を持たれた方はぜひ次回、ご参加下さい。

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